キャンプやアウトドアをとおして日々の生活から離れ、癒しを求めに自然の中へ訪れることがありますよね。
でも実はそうではなく、人間は自然の一部であり、本来あるべき場所(自然)に戻るから癒され、落ち着くのだと感じます。本来あるべき人間の営みは、自然と共存することであり、都市化した日ごろの生活空間は、“かりそめの場所”ということに気づかなければなりません。
日本の歴史をたどると、縄文時代が昨今注目されています。理由は、あらゆる調査の中で、
1万年以上も争いの痕跡がなかったとされています。なぜでしょうか。1つに共同体意識が強かった。2つ目に自然との共存です。特に2つ目です。かつて世界四大文明といわれた場所は、現代では、砂漠化、乾燥地帯となっています。それは資源をつかいすぎたからです。
縄文時代の意図人は、自然の中で狩猟採集をしていた生活で、必要最低限な量を採取・狩猟し、翌季、翌年にも安定して資源が残るよう自然とうまく向き合い、共同体生活を営んでいました。要は持続可能な暮らし。現代でいうSDGsです。そのため、日本国土の森林率は、フィンランドに次いで第2位の67%と言われており、過去の日本人がいかに自然と共存してきたかがわかります。
自然は私たちの恵みの源です。山からの恵みが川によって平地にもたらせれ、生活を潤します。そして海に流れ、海の海産物を食す。私たちが口にするものは、人間以外の要は“自然の恵み”なのです
自然とは週末に癒されにいく場所ではなく、私たちの生活に自然は密につながっており、生きているということを忘れてはいけません。
田北(たっきーリーダー)